マイク・オーディオインターフェース選びの参考ポイント

こちらはマイクやオーディオインターフェース選びの参考にしやすいポイントをまとめた記事です。

西中が現在使用している構成は【AKG-P120】 + 【Roland VT-4】+【Earambleのポップガード】 + 【Verkstarのマイクスタンド】となっています。
具体的な製品の所感についてはこちらの記事をご覧ください。

必要機材:マイクとオーディオインターフェース

マイクに限らず機材は、金額や性能にとても幅があります。
予算や環境と相談しながら購入しましょう。

また、マイクを購入する際は、3.5mmのステレオミニプラグ(PC側のピンク色の穴に差し込むマイク端子)やUSB、XLR端子など、接続するために何が必要かを確認してください。

ステレオミニプラグやUSBでしたらマイクひとつで接続することができますが、XLR端子などで接続するマイクは、オーディオインターフェースという接続するための機材も一緒に購入する必要があります。

オーディオインターフェースは高価ですが、音質を強く求める場合は必須になってくる機材です。
個神的には、雑談するくらいならUSB接続のマイクから初めてよいと思いますし、歌を録るのでしたら良いオーディオインターフェースを検討してほしいと思っています。

マイクの選び方

歌を録りたい人など、こだわってマイクを選ぶ際、ダイナミックマイクかコンデンサーマイクか、全指向性か単一指向性か、周波数特性はどのようになっているかといったポイントが参考になります。

コンデンサーマイクとダイナミックマイク

一般的にダイナミックマイクは丈夫で湿度が強く、遠くの音や小さな音を拾いにくい。
コンデンサーマイクは振動や湿気に弱く、小さな音もよく拾う。と言われています。

指向性

指向性はマイクが音を拾う方向のことを指しています。

全指向性のマイクは全方向の音を拾い、単一指向性のマイクは前方向の音を中心に拾います。
単一指向性のマイクでも横方向の音を全く拾わない、といったわけではないので注意が必要です。

周波数特性

周波数特性は、どの高さの音を拾いやすいマイクなのかを知る際の参考にすることができます。
多くのマイクは「マイク名 周波数特性」と検索すると、音の拾い方のグラフを見つけることができます。

低い音をカットしたい、高い声をしっかり届けたい等、出したい声や聴かせたい声が決まってる人は、選ぶ時の参考にするとよいでしょう。

参考ページ:SOUND HOUSEのAKG/P120販売ページ(製品画像に周波数特性や指向性のグラフが載っています)

こだわりたい人はこれらのポイントを確認し、「実家暮らしで家族の声を入れたくないから、単一指向性で近い音しか拾わないダイナミックマイクを探そう」といったようにマイクを選んでみてください。

ただ、仕様に書かれた内容も参考にはなるのですが、実際使ってみると違って感じることは多々あります。
紹介したポイントは多くのマイクから絞り込むときに参考にする程度のものですので、レビューや実際に使っている人の意見等を参考に検討してください。

「マイクを試せる店」などで検索すると試奏のできる楽器店が出てきますので、もし近くにあれば行ってみるのも良いでしょう。
個神的に、USBや3.5mmのステレオミニプラグで接続するタイプのマイクには、特に当てはまらないものが多い印象です。

オーディオインターフェースの選び方

USB接続のマイクなどを使用する場合は必須ではない機材ですが、直接パソコンに接続できない端子や外部電源が必要になるマイクを使用する場合、オーディオインターフェースという機材が必要になります。

ファンタム電源や端子の種類・数

オーディオインターフェースにつなぐようなコンデンサーマイクは、ファンタム電源という外部電源が必要になります。

多くのオーディオインターフェースに搭載されている機能ですが、高価な買い物ですし、買ったらついてなかったなんてことが無いよう、必ず確認してから購入しましょう。

また、良いマイクを接続するためにオーディオインターフェースを購入するのですから、マイクに合ったものでないと意味がありません。
マイクの端子がXLR端子(キャノンコネクター)なのか6.3mmの標準フォーン端子なのか確認し、使用できるものを選ぶ必要があります。

端子の形が同じでも、ギターを直接接続できるものやできないもの等の差異があります。
声の録音以外にもやりたいことがある人は、必ず確認しましょう。

必要機能・エフェクト

自分の声を確認しながら話すことができるループバック機能、ある程度一定の音量に均してくれるコンプレッサー、音割れを防ぐリミッターや声を響かせるリバーブなど、さまざまなエフェクトが搭載されている機種もあります。

DAWを通してそれらのエフェクトをかける等、ある他のソフトで程度カバーすることができる機能ですので、あったらうれしい比較ポイントと捉える程度でも良いのではないかと、個神的には思っています。

サンプリングレートとビットレート

音質については、サンプリングレートとビットレートという数値が参考になります。

どちらも数値大きいほうがスペックが高いということになるのですが、同じ数値でも実際の音質には細かな差異があります。

……結局仕様は参考にする程度のものですし、元の声質や求める音の好みといった個人差もあるため、オーディオインターフェースも楽器店等で実際に試させてもらうのが一番です。

近くにそういった場所がないという方は「配信用 オーディオインターフェース」「ギター ボーカル オーディオインターフェース」といったように用途別の比較記事を検索し、参考にするのもよいでしょう。

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