XRAnimationは無料で使えるトラッキングソフトで、ウェブカメラひとつでフルトラッキングも可能なソフトです。
フルトラ中、たとえばすこし足が見切れてしまっても、AIによる補正が入り、違和感なく動かしてもらうことができます。
上半身だけのトラッキングはもちろん、座った状態でも動かすことができるソフトです。
用意する機材
ソフトを使用するには、パソコンとウェブカメラが必要です。
ウェブカメラはスマホで代替することもできます。
今回は広角レンズも使用しました。
腕を動かしても見切れにくいのでおすすめです。
導入・使用方法
XRAnimationは、BOOTHの無料ダウンロードをクリックし、ダウンロードできます。
ダウンロードしたzipファイルを右クリックし、すべて展開をしてください。
中に入っている「XR Animator〜」フォルダ内の、「electron.exe」をダブルクリックして起動します。
出てくる枠に3Dモデルをドラッグ&ドロップし、STARTを押して読み込みを開始してください。
3Dモデルが表示されます。
表示された3Dモデルは、右クリックしながら動かすことができます。
下のアイコンをダブルクリックすると、色々な設定ができます。
まずはウェブカメラをオンにしましょう。
カメラのアイコンをダブルクリックし、「有効にしますか?」の表示が出たらはいを選択します。
フルトラッキングなどで、左右を正しくしたい場合は「反転/鏡像」をクリックしてください。
使いたいカメラを選択したら、次はモーションキャプチャをダブルクリックします。
そのあとは動かしたい部位をクリックしてください。
今回は手も顔も体も動かしたいので、「全身(MediaPipeVision)」をクリックしました。
これで全身動かせるようになります。
次は「ポーズ/モーション」をダブルクリックします。
全身を動かしたいか、上半身だけでいいか、座り姿も選択できます。
手で足を動かせる謎モードもありますが…この辺りは触ってみればわかると思います。
設定が決まったら終了をクリックすると…これで自由に動くことができます。
他にも「UI/オプション」をダブルクリックすることで、UIとオーバーレイからワイヤーフレーム表示をOFFにする、デバックの表示をOFFにする、シーンで背景画像を設定するなどができます。
マウスホイールで距離を変えたり、左クリックしながら動かして場所を調整したりすることも可能です。
主な設定は以上です。
次回以降起動する際は「ストリーマーモード」をダブルクリックすることで大体の設定を復活させられます。
OBSで使用する際は、ESCキーでUIを消し、取り込むことですぐに使用できます。
warudoなどに取り込みたい場合は、「VCMプロトコル」をダブルクリックでポート番号を確認したり、VMCプロトコルをONにすることでモーションを送り込むことができます。
これらはこちらのwarudoの記事で詳しく解説します。
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他にも風向きを変えられる「バックパック」や、ONにすると手をカメラとして使える「ハンドカメラ」もあります。何に使うのでしょう。
XR Animatorの導入・使用方法は以上です
2つ以上のカメラを使ってモーションキャプチャーする有料ソフト、MocapForAllについては、こちらの記事をご覧ください。
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