Warudo側の設定が完了したら、次はDAW(Cakewalk)の準備を行います。
これらを連携させることで、曲の再生に合わせてカメラ切り替えや演出を自動制御できます。
DAW(Cakewalk)の準備

まずはCakewalkで「ファイル」→「新規作成」より、新規プロジェクトを作成します。

プロジェクト名にはライブで歌う曲名など、分かりやすい名前を付けておきましょう。

作成した画面のAudioトラックに、使用する曲の伴奏(オケ)をドラッグ&ドロップで読み込んでください。

ソフト側のテンポ設定を曲に合わせて変更しておきましょう。

もし音量が大きいと感じる場合は、読み込んだ音源をダブルクリックし、画面左のつまみで調整できます。

再生ボタンを押すとすぐに曲が始まってしまうので、余裕を持って心の準備をしたい方はあらかじめ曲の前に無音の部分を作っておくのがおすすめです。

次に、「MIDIトラック」をダブルクリックして、画面下部にピアノロールを表示します。

曲を再生しながら、「ここでカメラを切り替えたい」「ここでライトを光らせたい」という場所を探してください。

タイミングが決まったら、クリックで場所を指定し、ダブルクリックで信号を送るためのマーク(ノート)を書き込みます。
場所を間違えてしまったときは右クリックで削除してください。

このノートがどの演出なのかは、ノートを長押しすれば確認できます。
今回は63と表示されているため、63番のMIDI信号を送るノートとなっていました。

このMIDI信号は、マークの左端が「キーを押したタイミング」、右端が「キーを離したタイミング」を指しています。
「キーを押したとき」だけ反応する設定なのであまり気にしなくて大丈夫ですが、演出によって「キーを離したとき」の動きを使うかもしれませんので、その時にでも思い出してください。
直接マイクの音を取り込む方法
私はボイスチェンジャーを使用している関係で音の遅延が発生するため、別のソフトで歌ってからOBS上でタイミングを合わせています。
そういった遅延の心配がない環境であれば、Cakewalk内で直接マイクの音を取り込むことも可能です。

まず右クリックから「オーディオトラックの挿入」を選択します。

次に三角が2つ並んだアイコンをクリックして開きます。

開いたメニューより、使用したいマイクを選択してください。

「インプットモニター」をクリックしてオンにすれば、歌声をソフト内に入れることができます。
エフェクトのかけ方や詳しいマイクの設定、ソフトの細かな操作方法については、MIX講座などを公開しているので、そちらを参考にしてみてください。
複数の曲を扱う場合のテンポ設定
複数の曲を続けて演奏する場合、曲ごとにBPM(テンポ)が異なることがよくあります。

そういったときは、「表示」タブから「テンポ」を選択して、テンポレーンを表示させましょう。

テンポを変えたい場所で2箇所クリックし、後ろ側の点を上下に動かすことで、その地点からのテンポを変更できます。

これで、1つのファイル内にテンポの違う曲をまとめても、問題ない状態になりました。
連続再生防止とプロジェクトの切り替え
曲が終わってMC(トークタイム)を挟む場合、次の曲が始まる等の事故を防ぐため、次の曲は別のプロジェクトとして分けておくと安心です 。
MCなどを挟まず連続で歌う曲なら、1プロジェクトにまとめてしまって問題ありません。

メニューの「ファイル」から「新規作成」を選び、分かりやすい名前を付けて「OK」を押します。

こうしてプロジェクトを分けておけば、次のプロジェクトに切り替え無い限り、次の曲が流れてしまうことはありません。
作成した複数のプロジェクトは、「Ctrl + Tab」キーで切り替えることができます。
ウィンドウを小さくしてマウスでクリックし、切り替えることもできますが、今回はパソコンの前に立たなくていいよう、キーパッドのみで切り替えできるようにしました。

マイクスタンドに取り付けた片手キーパッドを使います。

キーパッドに「Ctrl + Tab(タブの切り替え)」と「Space(再生/停止)」を割り当てておけば、その場でタブの切り替え→再生が可能です 。
Cakewalk Sonarへの移行について
解説に使用していたCakewalk by BandLabの配布が終了し、現在はCakewalk Sonarに移行しています。
無料版もあり、基本的な機能や使い心地は変わりませんが、一つだけ注意点があります。

新しいバージョンではCtrl + Tabによる切り替えが思い通りの順番にならない場合があります。
その際はAlt + Wを押してから数字キーでプロジェクトを指定して切り替える方法を試してみてください。
もちろん、Studio OneやCubaseなど他のソフトを使っている方は、それぞれのソフトでの切り替え方法を確認してみてください。

さて、これで使いたい演出やカメラの切り替えをすべてMIDI信号で指定することができるようになりました 。
設定が終わりましたら一度通しで再生し、思い通りに動くかテストしましょう。
特に、同じカメラに重ねて指示を出し、動きが違ってしまっていないか、同じビームライトに別の指示が割り込んで、点灯と消灯が逆転していないかなどをチェックします。
もしミスを見つけたら、MIDI信号を置き換えるなどして調整してください。
動作に問題がなければ、次はOBSの設定に移りましょう 。


