配信用の待機画面を用意することで、配信開始後にツイートで共有する時間や、準備を裏でがんばる時間を確保することができます。
この記事ではOBSでの配信を前提に解説しています。
OBSの導入方法や設定についてはこちらの記事をご覧ください。
【【【無料素材の配布ボタン】】】
待機画面の構成要素
待機画面に配置する要素として、サムネイルや直近の告知、「待機中」の文字や時間、コメント欄などが挙げられます。
「待機中」の文字ひとつとっても、ループ動画素材を利用して動きをつけるなど、デザインはさまざまです。
配信ごとに雰囲気を変えたい場合は、簡単に差し替えできるものを作っておくと楽になると思います。
OBSの「参照」ボタンを押して、使いたいものを選ぶことで素材を差し替えることができます。
雰囲気を変えたいときは、「エフェクトフィルター」の色補正も便利です。
シンプルにサムネを置くだけでも目を引きますが、動く文字や画像があると画面がより生き生きとします。
動く素材の制作方法
文字や画像を動かす場合は、Aviutlなどの動画編集ソフトで作成します。
Aviutlの導入方法や設定についてはこちらの記事をご覧ください。
Aviutlの「アニメーション効果」より、さつき氏の配布しているスクリプト、パーティクル再現を利用することで、お手軽に好きな画像をたくさん降らせることができます。
素材を単体で動かしたい場合は「曲線移動」が便利です。
「カスタムオブジェクト」では、様々なアニメーション素材を作成することができます。
「タイムライン」を右クリックして出てくる「メディアオブジェクト」を選び、使用してください。
素材が完成したら、ファイルの「プラグイン出力」を選択し、「拡張編集AVI/BMP出力(RGBA)」をクリックして出力します。
RGBAで出力することで、動画に透過情報を持たせたまま使用できます。
動画素材の透過・使用方法
素材を探す場合は、PixabayやOKUMONO+Vがおすすめです。
Pixabayの動画は、素材として加工しやすいものが多い印象です。
OKUMONO+Vでは、動く背景などがたくさん配布されています。
白背景や黒背景の動画素材も、動画編集ソフトの機能を利用して透過素材にすることができます。
白背景の場合は「乗算」、黒背景の場合は「加算」を選択し、表示したい画像と重ねることで使用できます。
編集ソフトを使うのが面倒だと感じる場合は、拡張子変換ができるサイトなどを利用し、動画素材の拡張子をGIFに変換してください。
OBSで色ソースを置いてフィルタを選択し、「イメージマスク/ブレンド」を設定することで使用できます。
種別は動画によって変更してみてください。
GIFへ変換すると若干画像が荒くなってしまいますが、手軽に画面上へエフェクトを反映することができます。
配信エンディング
配信を終える時に流す終了画面を用意しておくと、配信で流していたBGMを徐々に切る、配信者とのラグがあっても最後のコメントを送信できるなど、余韻を確保することができます。
これも配信開始の時と同じように、その時のサムネ画像や、告知用の画像を置いておくのが簡単で良いと思います。
待機画面・配信エンディングの作り方は以上です。